先日、博多区にある比較的新しいマンション管理会社A社のM社長を訪ねた。その会社で取り入れられている管理システムでは、そもそも管理会社が自社でできない業務(エレベーター保守や機械式駐車場保守など)まで引き受け、それを外注するような方式(全部委託契約)を見直し、これらの業務を専門の保守会社と管理組合とで直接契約することをサポートするシステムとのこと。不透明になりがちな中間マージンを排除したこのシステムは、管理費の内訳や管理の流れが明確になり、コスト削減になるという仕組み。このシステムを利用した管理組合からは、軒並み好評をえているという。確かに中間マージンは大事な管理会社の収益ではある事は十分理解出来る。しかし、そこにあえて踏み込んで顧客の信頼を得るというA社の姿勢は、この業界における新風となり得るかも知れない。このM社長、管理業界を変革する意識を多分に持たれている様子で、次回訪問が楽しみな会社だった。
【神田 将秀】
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