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続報! 健康生活の東京支社を直撃
特別取材
2010年8月12日 08:00

 既報のとおり、関係者に逮捕者を出した (株)健康生活(熊本県甲佐町、小菅高雄代表取締役)は7月22日付で経営権をアスリート・ギフト(新潟県上越市、藤田 薫代表取締役)へ譲渡した。健康生活の入居する10階建てビル解散、営業再開、経営権譲渡と運営スタイルをめまぐるしく変えながら、今も自社ホームページで「Wで美肌」などと自社商品『生サプリ』の大々的な宣伝を行なっている。また「美容」「運動」「疲れ・ストレス」――などと対症サプリをカテゴリー別に表示するなど、薬事法違反を疑われるような解説を堂々とHP上でうたっている。用法や用量に関する情報も盛りだくさんだ。
 さらに先日、アスリート・ギフトは単なるダミー会社に過ぎず、名義貸しの疑いがあるとの匿名の投稿もあった。NET-IBでは10日、真偽を確かめるために同社の東京支社を直撃してみた。
 東京支社は和光市と新木場を結ぶ有楽町線沿線の要町駅から徒歩5分ほどのところにある。10階建ての近代的造形のビルの1階には、ファーストビジョンという企業が入っている。パートなのか、数人の私服姿の男女がたまに玄関を入っていく。玄関の入口には「立入禁止」の札が同社ビルから出てきた運送業者に聞いたところ、数年前までは「東京コメール」という会社が入っていたとのこと。ビルのロビーにはフロア表示も一切なし。玄関1階には「立入禁止」の立て札。受付の電話には、「内線にてご連絡をお願い致します」との断り書きがあるものの、内線番号や部署を示すリストは見当たらない。

 携帯電話から電話を入れると女性が「健康生活です」と電話に出た。用件を述べると、確認のためにいったん席を立ったようだったが、戻ると「健康生活はここにはもうありません」と矛盾した返事を寄越す。矛盾点を突くと、「一部機能は残していますが、もう関係ありませんから」とまったく説明にならない返答しかない。
 建物の中に入っていくパート従業員らしい人物に5階に入居していることを確認し、エレベーターで5階に上がる。受付の電話でコールすると先ほどの女性が電話に出て、同じコメントを繰り返すばかりだ。
5階の健康生活ロビー受付
 やむをえず外に出る。先ほどとは違う運送業者が小包を小脇に抱えて入館し、しばらくして出てきたところで確認してみると、健康生活に届け物をしてきたらしい。届け物の内容について質問したところ、「最近は返品系や書類が多い」との答えだった。改めてビルの外観を見上げると、その威容がなんとも不気味に感じられた。


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