「工場集約化に関して、総論賛成。しかし、自社の話になると拒絶反応する。数年来何度も繰り返しているが、全く前進する気配がない」と語るのは、福岡地区内のある生コン業界関係者。「では、このままの状態を放置すれば今年中に潰れてしまう生コン工場は、あるか」との問いに、「よその財務の中味まで知らないが、生コン工場の経営者各人危機感を持っていることは感じる。一方で、"絶対に潰れない"と言い放つ経営者がいることも確かだ。3~4社閉めなければならない事態になるのではないか」と語る。
また、他の福岡地区内生コン業界関係者は、「協同組合のマネジメント体制は変わり、工場集約化も加速するのではないかと予想していたが、上手くいっていない。前理事長の伊藤さんの影響がまだあることもその一因である」とコメント。
手をこまねいているうちに、淘汰される工場が福岡地区内で発生することは必至であろう。
【河原 清明】
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