11日に掲載した、【(株)ワイエルインベスト山本 亮社長「人生震撼シリーズ(1)」】で紹介した山本社長の熱い想い。その想いに賛同し、現地インドネシアで共に事業を行なっている専門家の声を紹介する。
<プロフィール>
馬場 繁幸氏
農学博士・琉球大学教授琉球大学
熱帯生物圏研究センター
国際マングローブ生態系協会・事務局長
(以下、馬場事務局長の発言)
マングローブ林の再生は、単なる「緑の回復」ではなくて、「マングローブ生態系を蘇らせることだ」と考えている。
私は、マングローブ林は人の生活と結びついた森林、すなわち「海の里山」、「海の命の森」だと考えている。それが急速に失われてしまったので、20年以上にもわたって世界各地で「海の命の森」であるマングローブ林の再生や保全に取り組んできた。
ある日、「福岡のワイエルインベストの山本ですが、会いたいのです」と電話をかけてきたのが山本社長だった。「良いですよ、おいでください」と言ったら、早速、沖縄の研究室に来て、インドネシアの地方政府との覚書とマングローブ植林予定地の地図を指し示しながら、「私は、ここにマングローブ林を作り上げたいのですが」と、年配の山本社長が、まるで少年のような眼差しで熱く語られたのを今でも覚えている。
ワイエルインベストが、住民の生活を守ることに重点を置き、マングローブ植林したいと言うことだったので、私が植林技術に関するサポートをすることにした。また、これまでマングローブ研究を一緒に行なってきた佐賀大学の野瀬教授が、マングローブ林の地球温暖化防止への貢献の可能性についての解析など、学術的な支援をしてくれる。ワイエルインベストの事業が、住民にやさしいだけではなく、地球にもやさしいことであることを確信し、技術的な支援をする。
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