国土交通省、環境省、住宅エコポイント事務局は、2010年7月末時点での住宅エコポイント事業の実施状況について発表。詳細は以下の通り。
1.住宅エコポイントの申請状況
(1)2010年7月の合計
新 築: 16,684戸
リフォーム:27,124戸
合 計: 43,808戸
(2)申請受付開始からの累計
新 築: 34,072戸
リフォーム:91,365戸
合 計: 125,437戸
2.住宅エコポイントの発行状況
(1)2010年7月の合計
新 築: 11,643戸(34億9,290万ポイント)
リフォーム:26,443戸(15億2,152万ポイント)
合 計: 38,086戸(50億1,442万ポイント)
(2)申請受付開始からの累計
新 築: 23,051戸(69億1,530万ポイント)
リフォーム:75,155戸(39億478万8,000ポイント)
合 計: 98,206戸(108億2,008万8,000ポイント)
また、住宅エコポイントにおけるリフォーム用内窓及びガラスの出荷状況についても以下の通り発表。
10年7月度は、内窓が前年同月比284%、リフォーム用ガラスが同比227%の出荷量という結果。ピークである4、5月度と比較して%の数値は下がっているものの、依然として前年比200%超の出荷が続き、エコポイント効果が続いている。
ただし、09年度第2次補正予算で1,000億円を計上したが、前述の通り約10%の108億円の発行に留まっていることも事実。ある関係者は、「家電とは違い住宅版の対象は、比較的高額な商品が多いため、家電より需要は限定されるのではないか」とコメント。さらに「分譲住宅は、期限内に売らなければ申請できないケースもある」とつけ加えた。リフォームもさることながら、一生の買い物となる"住まい"を、エコポイント発行で需要を促すことは可能だが、実際の購入決定までには当然時間を要することを忘れてはならない。
【河原 清明】
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