そもそも原將昭前代表は、インサイダー取引により、今年4月14日付で代表取締役を辞任している。証券取引等監視委員会は、「前代表が、転換社債型新株予約権付社債の発行を行なう事実を知りながら、この事実が公表された2007年2月1日以前の06年11月8日から07年1月30日までの間に、同社の株券401株を売付価額9,426万6,000円で売り付けた。そのうえ、同社の株券合計175株を買付価額3,989万円で買い付けた」というものであった。
同社の発表によれば、今回の貸付先は「特定の会社」とされている。前代表は個人的な関係で貸付を行なったのか、また代表の決裁権に制限はないのか等、同社にはどのような社内規定が存在しているのか数々の疑問が残る。
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