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自立する地域社会

「ワンマン」から「住民参加型」へ ~ 添田町長選挙・山本政権の崩壊
自立する地域社会
2010年8月23日 09:17

選挙事務所には大勢の町民が詰めかけた.JPG 22日、前全国町村会会長で前添田町長・山本文男氏(84)の辞職にともなう添田町長選挙において、新人の前副町長・寺西明男氏(60)が2,989票を獲得し当選。同じく立候補していた山本前町長に約500票差という大接戦を制した。
 3人の候補者の大混戦であったが、山本前町長以外の票は、合計で約5,200票。有権者数は9,806人(8月16日時点)。1971年以来、39年間続いた山本文男政権に、半数以上の町民が「NO」を突きつけた。取材に対し町民は、「(前町長の)実績は認めるが、これからの添田町はワンマン体制ではやっていけない」(50代・農家男性)、「(当選した)寺西さんは、町民と一緒に考えていきたいと言っているところがいい」(40代・主婦)などと話した。

<開票結果> 20時49分開票終了
寺西 明男 無所属・新 2,989票(社民党推薦) 当選
山本 文男 無所属・前 2,495票
山本 文隆 無所属・新 2,226票(共産党支持)

 山本前町長が前福岡県副知事への贈賄容疑で公判中であることで全国的に注目を集めていた選挙であった。そのようななか町民たちは、山本前町長の置かれている状況だけではなく、今後の町政のあり方を真剣に考えて投票していた。そのことは約80%という高い投票率からもうかがい知れる。「今回の選挙で、みんなが政治に関心を持つようになった」と、ある町民(50代・自営業男性)は感慨深げに話した。

当選した寺西明男氏.JPG 当選した寺西氏は取材に対し「前町長を全否定するつもりはない。しかし、今は添田町の行政体質を転換しなければならない時期だ。(今後の町政は)前町長派の人たちも含めて一緒に考え、みなが誇れる添田町にしたい」との抱負を述べた。長期政権から脱却した添田町がどう生まれ変わるか。それは新町長と町民の手にかかっている。

【山下 康太、原薗 裕樹】


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