家電量販店の新商品のディスプレイやショールーム、展示場で見かける什器(ディスプレイ用の棚)を古紙から生まれたオリジナル素材の強化ダンボール(名称:リボード)で制作している会社がグランド印刷(株)(本社:北九州市門司区、小泊 玉志郎社長)である。
環境モデル都市『北九州』において、何か誇れる商品をと現福岡支店長兼東京支店長・小泊勇志氏は摸作していた。その折、ある展示会場でスウェーデン製の特殊加工されたダンボールと出会ったのがきっかけ。このダンボールは印刷が可能。本業にプラスになると考え、スウェーデンに出向き技術とノウハウを学んだ。帰国後、リボードを使用した什器のデザイン・制作に取り掛かったという。
小泊氏は、「什器の素材に、今までは金属製か木製しか選択肢がなかった。しかし、今は、環境にやさしい紙が加わり選択肢が広がっている」。と話す。
また、小泊氏に現在、数多くの実績を持つ同社がユーザーに選ばれる理由を聞くと、「組み立て・解体・処分が簡単」、「軽くて持ち運びし易い」、「紙素材なのに硬い」、「インパクトのある創作物を作ることが可能」、「100%リサイクルが可能、環境にやさしい」といった5つを挙げた。環境にやさしいというエコの追い風を背景に、環境モデル都市の印刷会社として日本はもちろん世界で活躍する日が楽しみである。
【荒瀬 拓生】
<問合せ先>
グランド印刷(株)
TEL:093-381-3939 (代表)
H P:http://www.grand-in.co.jp/
リボード専用HP:http://www.value-free.com/
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