実録・ドキュメント?
今回、キャンペーンとしてプレゼントする『小説 火ノ国銀行』(著者:中村 仁、如月出版)は、かたち上フィクションとして紹介されているが、実際のところ、熊本に実在する大誠ハウスと肥後銀行の闘いを描いている。
暴露本とも取れるストーリーで同書は75,000部売れ、舞台となった熊本では手に取ることさえ困難になっているという。
同書は、工務店を経営する主人公の宮本 一志が、「火ノ国銀行」の当時の河野頭取に助けられ、同銀行だけを取引相手にしたことから始まる。長引く不況のなか、宮本が経営する工務店の業績が落ち込み、同銀行のなかで権力を拡大していた長門との関係も悪化。そこから、長門の傍弱無人な画策が行なわれていく。世襲・乗っ取り・融資停止、さらには同銀行で過去勤務経験のある社員の自殺・・・ここまで同銀行のやりたい放題にされ、ついに、宮本は周りにの人間と協力し反撃へ立ち上がる!
同書に登場する宮本のモデルとなった大誠ハウスを経営していた宮本氏は、この小説が出版する前に、「銀行と弊社の出来事」というタイトルで私的記録を書きとめている。この私的記録は、まさしく『小説 火ノ国銀行』の元原稿になったものである。弊社のNET―IBニュースでは、この元原稿に解説を付け連載を始めている。詳細は、下記の関連リンクを参照。
今、未曾有の不況に陥っている日本のなかで、同書に登場する「火ノ国銀行」のような傍弱無人な会社と仕事をしている会社、そのなかであって声を上げれないでいる人がいるのではないだろうか。しかし、このような不況のなかでは、"本物の会社"でしか生き残っていけない。
この会社を運営していくには厳しい状況のなかで、経営者の人たちには、宮本氏のように己の意志を貫き通す姿勢から、利潤だけではない人としてのまっすぐな想いを感じ取って頂けるのではないだろうか。
▼関連リンク
【連載1】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
【連載2】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
【連載3】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
【連載4】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
【連載5】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
【連載6】肥後銀行=長野常任顧問の横暴さには挫けない ~「小説・火ノ国銀行」の元原稿公開
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