建設物価調査会による、地域別の生コン【18-18-25(20)】価格(m3あたり)が判明した。価格は以下の通りである。(単位:円 カッコ内は前年同月度の価格)
全国主要都市の数値であるが、全国的に価格ダウン傾向で現状維持が精一杯である。
福岡地区の10,500円/m3は前年と変わらないが、「実質価格は、10,500円より低い。10,000円を割り込む取引も存在する」と関係者は語る。協同組合で価格交渉に挑んでも、大手ゼネコンの力には及ばず、案件ごとに価格を調整させられているのが現実であろう。
大阪のように強い労働組合とタッグを組んで、供給をストップする手段もある。だが、そうなると協同組合を取り巻く有力アウトサイダーが、おいしい想いをするだろう。協同組合員の不利な状況は今後も続くものと思われる。
【河原 清明】
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