26日、元福岡市議の荒木龍昇氏(58)が、福岡市役所で記者会見を開き、11月14日に投・開票が行なわれる福岡市長選挙へ無所属で立候補する意思を正式に表明した。
荒木氏は立候補の動機について、「市民が『魅力のある街だ』と思わなければ、福岡市は『素通りされる街』になる。そうなれば人も集まらなくなり学術も発展しない」と述べた。
会見のなかで、荒木氏は『こども病院の移転』について、「(こども病院は)人口島には移転しない」ことを強調。「現地建て替えを含めて、事業を抜本的に見直さなければ福岡市の健全化はありえない」「こども病院の人口島移転は無駄な事業の筆頭」との考えを示した。なお荒木氏は、市民団体「博多湾会議」の代表として、人工島(アイランドシティ)事業の反対運動を展開してきた。
対案については、「現地での建て替えや、六本松や九大病院の敷地内への移転も含めて、どれが適正かということを、現場の医者や患者家族の方々と議論して提案していきたい」としている。荒木氏の参戦により、『こども病院の移転』が選挙の大きな争点となる可能性が高まっている。
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