きょう(28日)、福岡市内で開かれた民主党福岡県連の常任幹事会で、11月に行なわれる福岡市長選挙において現職・吉田宏氏(53)を推薦することが決定された。同党へは吉田氏と元佐賀市長の木下敏之氏(50)がそれぞれ推薦願を提出。先に現職・吉田氏推薦の可否を検討するとして、木下氏の推薦願については検討されていない。
同県連幹事長の吉村敏男福岡県議会議員は、記者会見で「現職ですし、4年前、民主党市政を作るということで吉田市長を推薦し戦ってきたわけですから、その継続を続ける。再び2期目、吉田市政の確立を目指す」と述べた。
続いて、同県連会長の古賀一成衆議院議員は「1期目のご苦労はたくさんあったと思う。公約について、少数与党ということで2度(議会に)否決された件もある。しかし、これを経験として、我々(民主党)もその間、(国政で)与党となりましたから、意思疎通をさらに図りながら2期目に期待する」と述べた。
今後の動きについては、9月11日の常任幹事会で、吉田氏と政策調整し、政策協定書に調印する予定。同協定書のなかには、より詳しく今後の市政運営、4年間の展望について記載される。また、江藤博美氏、栃木義博氏の両福岡市議を中心に、早急に選挙態勢の構築を図るとしている。吉田氏の推薦は、民主党中央常任幹事会へ申請。同党の最終決定を受ける流れ。
一方、今回の決定により、民主党の推薦が得られないこととなった木下氏は「私の推薦願について検討されていない以上、民主党に対しては何のわだかまりもない。私が示す政策を見て、民主党党員の皆さまにも賛同していただきたい」とのコメントをしている。
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