国土交通省は、8月27日に10年度第2回目の長期優良住宅先導事業の提案の募集を開始した。締め切りは9月30日(木)。
同事業の目的は、"いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う"というストック社会のあり方について、具体的内容を広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることである。住宅の長寿命化に向けた事業の提案を国が公募し、優秀な提案に対して、予算内で事業に要する費用の一部を補助する。
<募集する事業の部門>
1.住宅の新築
2.既存住宅などの改修
3. 維持管理・流通などのシステムの整備
4.技術の検証
5.情報提供及び普及
※住宅の新築(戸建て)については、木造等循環型社会形成部門、維持管理流通強化部門、まちなみ・住環境部門が設定
10年度第1回目の応募は、200件。住宅新築部門が152件、うち戸建て住宅が146件。既存住宅の改修は、27件の応募数。先導事業として認められたのは、76件であった。国を挙げてのストック社会の構築の柱の1つとなる長期優良住宅。提案する事業者の英知に期待したい。
【河原 清明】
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