26日、IT経営応援隊事務局(※)は、「中小企業経営者のためのIT経営実施研修」の開催実施機関の募集を発表した。同研修の趣旨は、以下の通り。
人口減少社会というこれまでにない局面を迎えるなか、日本が将来にわたって経済成長を維持するためには、企業が、ITを高度に利活用することによって経営戦略を遂行し、生産性を高めて競争力の強化を図ることが必要となっている。
しかしながら、日本におけるIT利活用の状況は、多くの企業は企業内の一部門での活用にとどまっており、部門または企業間を超えたITの利活用による経営に対する効果性を充分に引き出している企業はまだ少ないのが現状。特に、中小企業などにおいては、ITに関する知識や企業内IT人材などの不足により、大企業に比べてIT利活用が不十分な状態である。
こうした現状を踏まえ、IT経営応援隊事業は、多くの中小企業経営者などの方々に対し、IT経営の必要性や実例の紹介を通じたIT化の取り組みなどを促進するための効果的な研修を行なう。
本趣旨に賛同する実施機関(共催機関)の募集を行なうものである。
(※IT経営応援隊は、2004年6月に経済産業省により発足。中小企業の戦略的情報化を促進することが目的。)
<実施機関の要件>
実施機関は、国が進めるIT経営応援隊事業の趣旨に賛同することを前提に、下記の要件を満たすもの。
1.研修の企画・運営ができる体制がある。
2.中小企業への各種支援実績がある。
3.国などからの補助金交付など停止措置などがない。
さらに、開催にあたっての条件は以下の通りである。
1.目標受講者数が30人以上
2.営利を目的とした研修ではない
3.下記に述べる「研修内容」、「研修開始機関」にそって実施ができること。
<募集期間>
8月26日~9月22日の17時まで
(ただし、応募する機関が実施可能な研修会が合計100回に達した場合は、募集を終了する場合がある)
<研修開催期間>
2011年2月28日まで。
詳細は、下記の関連リンクを参照。
▼関連リンク
中小企業経営者のためのIT経営実施研修
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