先日お伝えした中洲4丁目にある千鳥饅頭総本舗の建物について、同社関係者に話を聞いた。
まず、建物の構造に防災上の問題があるとの理由で福岡市から改善要求をされていたという前提があり、それに対して(株)千鳥饅頭総本舗が今回の閉店措置を決断したということが分かった。物件の今後については、現在未定であるとのこと。ただ、構造上に問題があると言われる建築物に新たなテナントを入れるわけにもいかず、やはり取り壊しの可能性が強いと考えられる。
同社関係者の「山笠が終わるまでは営業を続けたかったので、7月末の閉店を選んだ」という言葉からは、博多への愛情を強く感じた。とはいえ、中洲のシンボル的建物がまた一つ消えていくのは、やはり寂しいものである。
【神田 将秀】
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