竹原市長のリコール問題が佳境を迎えている阿久根市。市長の手法に対しては地元からも批判があがっているが、市長選挙になった際、「有力な対抗馬がいないのが実情」と、ある有権者は指摘する。こうしたなかで地元からの立候補者として希望の声が高まっているのが同市に本社を置く(株)マキオ(店舗名「A~Z」)の牧尾英二社長だ。全国的にも注目をあびる経営者の牧尾氏が立候補すれば有力な候補者になりえる。
しかし、牧尾氏本人は「立場が違う」としてそうした要望を一蹴する。牧尾氏は小売業を「天命」と捕らえて、職務を通じての地域への貢献に取り組んできた。その意味において、政治の世界は「立場が違う」。立候補の意思は毛頭ない。