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2010福岡市長選

吉田市長、涙ポロリ~福岡市長選アラカルト(20)
2010福岡市長選
2010年9月 2日 09:54

 8月28日の民主党福岡県連常任幹事会で、晴れて福岡市長選における同党の推薦を得た現職・吉田宏氏。しかしながら、同党代表選の結果次第では、その推薦の効力が弱まる可能性がある。

 「結果いかんに問わず、党としてまとまってやっていく」(小沢氏・菅氏)との声明は、同意見を述べた菅直人首相が、告示後「政治とカネ」を争点に持ち出したことで霧散した。代表選とはいえ党を同じくする身内である。選挙後、得意の「ノーサイド」でリセットというわけにはいかないだろう。「ねじれ国会」という状況を踏まえれば、野党からの批判・追及の格好の題材となることは必至。つまり、絶縁状を叩き付けたと言ってよい。
 小沢一郎氏が勝った場合、小沢グループによる凄惨な報復人事が行なわれる可能性は高い。また、菅氏が代表に再選しても、小沢氏以下の小沢グループが党を離脱する公算は高まったと言える。いずれの場合も同党地方議員へ影響がおよぶ。

吉田宏福岡市長 一方、吉田氏は、どう転んでもいいように、したたかな選挙戦略を展開している。同氏の強力な支持基盤は民主党ではなく、地元大手を中心とする福岡経済界。そして今、さらに中小経営者を取り込もうと必死だ。
 ある中小経営者の会合でのエピソード。そこには現場から叩き上げで起業した経営者たちが集まっていた。その前で吉田氏は「現場の苦労はたいへん良く分かっております。私も昔は...」と、記者時代に作り上げた見事なペンだこを触り、涙をポロリ。

 吉田氏には民主党に頼らずにやってきたという経緯がある。同氏は民主党単独推薦で当選した首長の第1号。福岡市議会はおろか国会でも民主党は野党だった。ほぼ孤立無援の状況下で自分の公約が否決され続けたあげく、政権を取った今になって民主党から「意思疎通が足りない」「赤点市長」との批判。吉田氏の胸中を察するに尋常ならざるものがあるだろう。11月の選挙戦を勝ち抜いた時、ひと皮むけてたくましくなった吉田氏の姿が見られるかも...、しれない。


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