2008年に経営破たんした丸美が、架空社債を販売し資金を集めていた疑いで、福岡、佐賀など5県警からなる合同捜査本部は、同社の金丸 近(かなまる ちかし)会長から事情を聴取し、容疑が固まり次第逮捕される見通しとなった。
丸美は、08年8月に経営破たん。債権者数2,700名。負債総額約216億円という大型倒産にいたった。丸美は、06年7月から高配当をうたい架空社債2種類を販売していた。合同捜査本部は、昨年5月に関係先を家宅捜索しており、その後の動向が注目されていた。
きょう(3日)早朝現在、金丸会長が所在する可能性がある住居にマスコミが待機、同会長への任意同行、逮捕などの動きに向けて今や遅しと待ち構えている。
なお、丸美の関係先のひとつからは「元社員とみられる女性が捜査関係者とともに住居を出たようだ」との目撃情報も寄せられており、予断を許さない状況となっている。
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