きょう(3日)、元予備校講師・飯野健二氏(49)が、福岡市役所で記者会見を開き、11月14日投・開票の福岡市長選挙へ、立候補する意思を正式に表明した。
「福岡市を、世界一魅力ある街に」という飯野氏は「民意に沿っていない」と吉田市政を批判。自治協議会、PTAなどに市職員を参加させ、職員と市民の一体化による地域の力の充実を図るとした。また、市長、市議の報酬を3割削減、政務調査費の見直し、情報公開の徹底を図るなどの公約をあげた。
また、自身が選挙の争点としてあげる「子ども病院」については、単独移転を白紙撤回し、現地建て替えを検討する考え。そのうえで、人工島には「住民のことを考慮し、病院、市民センター、図書館などを建設したい。それでもまだ広い土地が残っているが、これから検討する」と前向きな姿勢を示した。
飯野氏は、自身が今年4月に設立した政治団体「福岡維新の会」の代表。同氏によると、今のところ同団体の会員はひとりだが、今後の活動を通じて増やしていくという。また、ツイッター、ブログなどを活用し、20代の若者へしぼって支持を広げていく方針だ。
なお、同市長選へは、きのう(2日)、元KBC(九州朝日放送)アナウンサーの高島宗一郎氏(35)も立候補の意思を表明した。
このほか、福岡市長・吉田宏氏(53)、元佐賀市長・木下敏之氏(50)、元市教育長・植木とみ子氏(61)、元福岡市議・荒木龍昇氏(58)、西福岡・糸島民主商工会事務局長・有馬精一氏(59)らが出馬する予定である。
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