4日、九州自然食品協同組合(福岡市早良区、以下、九自協)は、福岡市内のホテルで組合員を対象にした「2010年九州自然健康食品フェアー」を開催した。業界を代表する創健社やムソー、オーサワジャパンをはじめ全国の自然食品・健康食品卸やメーカーが参加した。展示ブースには九州地区で展開する自然販売店のオーナーらが詰めかけ、参加者は総勢200人を超えた。
展示会のあとに開催された総会では冒頭、挨拶に立った荒木清治理事長が、「昨年急逝した下司雅章前理事長の努力の積み重ねがきょうの展示会を迎えさせてくれた」と感謝して一礼するシーンがあった。続いて同氏は、「組合の売上高は前年比98.8%と厳しい商業環境にある」としながらも、「高齢化は組合にとってむしろプラス。量より質を求める高齢者および骨粗鬆(こつそしょう)症など高齢者特有の問題に応えることのできるサプリメントをわれわれは持っている」と明るい展望を語った。また、厳しい商業環境のなかでも、インターネットを活用した通販事業など一部には快走を続けている事業があることを紹介し、今後は組合でも積極的にインターネットを活用していくよう呼びかけた。まずは同組合のホームページで組合員の店舗紹介や取扱商品の紹介を行なっていくという。さらに、組合員それぞれがブログを立ち上げて情報発信ができるようにサポートを行なっていく。
総会後の懇親会には、200人を超える関係者が参加し大いに盛り上がった。地元の歌姫による歌唱のあと、売上の高い店舗の表彰式が行なわれた。ビンゴゲームでも豪華賞品を前に悲鳴や歓声が渦巻いた。新しい理事長の下で、新たに生まれ変わった新生九自協の勢いを感じさせられた。
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