受託収賄などの4つの罪に問われた衆議院議員・鈴木宗男被告(62)の上告審で、最高裁第一小法廷は、同被告の上告を棄却(7日付)。1、2審判決の「懲役2年、追徴金1,100万円」の実刑が確定した。国会法と公職選挙法により、同被告は衆議院議員を失職する。
問われていた罪は、北海道開発局が発注した公共工事をめぐる受託収賄、あっせん収賄、政治資金規正法違反、議院証言法違反の4つ。
鈴木被告は、2010年4月19日、福岡市で開かれたNET-IBニュース主催のシンポジウムで講演。そのなかで同被告は、一連の事件に触れた(関連リンク参照)上で「とにもかくにも、正直に生きていれば明日がある。このメッセージだけは私が政治家である限り発信し続けて、失望や挫折にあえいでいる人たちに少しでも勇気や誇りを与えたいなと思っています」と語っていた。
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鈴木宗男講演録(1)政治の中枢を知る男が語る民主党政権と今後の日本政治
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