11日、元佐賀市長・木下敏之氏(50)は、福岡市南区で自らが代表を務める「維新の会ふくおか」(8月30日届出)の結成式と同団体の事務所開きを行なった。
結成式は、同団体の発起人として、九州大学名誉教授・今里滋氏、カンボジア地雷撤去キャンペーン代表・大谷賢二氏、元佐電工社長・永倉遵五郎氏、(株)ピース・ユアーズ代表取締役・山本加代子氏がそれぞれあいさつ。
今里氏は、11月14日投開票の福岡市長選を「オール九州、さらには日本の命運がかかった選挙」との見方を示し、同選挙に立候補する予定の木下氏を支持する考えを示した。
木下氏は、同政治団体を「将来の道州制をにらんだ会」との位置づけをしており、同氏が市長選に当選することを前提で、来年(2011年)4月の統一地方選挙へ向け、地方議員候補予定者も募っていく考え。さらに「政策に賛同していただける方なら大歓迎」(木下氏)と、政党所属の議員にも「来る者拒まず」の姿勢だ。
また今回、同氏は、福岡市に隣接する8市8町を含む福岡都市圏の発展が、九州の発展につながるとのビジョンを示した。8市とは、筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、古賀市、宗像市、福津市、糸島市。8町とは、那珂川町、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、新宮町、久山町、粕屋町としている。
木下氏は、この8市8町の自治体を回り、各首長らと意見交換を実施。現時点で2、3週間後に発表するとの考えを示している選挙公約(政策)に反映させるという。
結成式の最後を木下氏は、「政治家として約束は守る。守れなければ責任はとる」という市長選への決意でしめくくった。なお、同事務所関係者によると、参加したのは約230名。
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