11日、福岡市中央区で、福岡市長選に立候補を予定している西福岡・糸島民主商工会事務局長の有馬精一氏(59歳、共産党推薦)が事務所開きを行なった。
主催者側発表によると、新事務所に集まったのは250名超。事務所開きは、福岡市を中心に活動している和太鼓チーム「大名太鼓」の演奏で始まった。
福岡大学名誉教授・石村善治氏をはじめとする5名来賓は、人工島事業、こども病院移転などこれまでの福岡市政への批判の声を上げた。そして、国民健康保険料の引き下げ運動の実績があるとして、有馬氏の支持を呼びかけた。
有馬氏はあいさつのなかで、大型開発事業による市債の増加、中小企業労働者の所得低下、待機児童、待機老人など、さまざまな社会問題を取り上げた。そのうえで、地方自治の3つのものさしを「憲法25条(生存権)、地方自治法第1条(地方自治体の自主性、住民福祉の増進など)、憲法9条」とし、「憲法をくらしに生かそう」と書いた垂れ幕を福岡市役所の東西南北に掲げる」との考えを示し、「市民の生活を守る財政へ」と訴えた。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら