15日、(株)佐賀銀行(本社:佐賀市、松尾 靖彦頭取)は関連会社である佐銀信用保証(株)(本社:佐賀市、林 昭彦社長)において、01年に発生した不祥事件に絡み、繰上返済に係る保証料の返戻手続きが未済だったと発表した。
これは01年当時、同社の元役員が顧客71名分に返すべき保証料の一部、合計54万2,956円を着服していた事件で、元役員から着服額を戻させるとともに、退職させることによって終結している。
しかし再検証した結果、同件が当時判明していたより規模が大きく、また横領相当額の顧客への返戻手続きが未済であることが判明。横領金額は上記の既往判明分を含め顧客934名分、合計1,057万9,794円となった。
934名の顧客のうち712名については、返すべき金額(合計797万8,546円)に年6%の割合で計算した遅延損害金を加え、15日に各顧客の口座に振り込んでおり、連絡先や振込口座番号の確定が済んでいない残り222名についても、できる限り早く返戻を行なえるよう最善の努力するとしている。
この件について同社では「コンプライアンスの再徹底と内部管理態勢の更なる整備・強化に取組み、信頼回復に全力を挙げて取組んでまいります」とコメントしている。
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