暗闇の中でもその光は表札の名前を誇らしげに輝かせ、ほんのり足元まで照らし帰宅者や訪問者を温かく迎えてくる。
「LEDを使用しているので電気代もわずか、長時間の使用も可能で交換時期も考えないでいいぐらい経済的、さらに紫外線を発しないので虫もよりつかないんですよ」と話すのは、開発者でもある(有)アド・フクシマ(北九州市八幡西区)代表取締役 福島道雄氏。一戸建ての新築やリフォーム時はもちろん、最近は商業施設などからの問合せも増えているのだという。商業施設などでは、交換自在のカラーフィルターで光の色調を変化させ幻想的な雰囲気を醸しだし、さまざまな用途での楽しみ方をしている。
同商品の開発原点は"街の灯"づくりだったという。街灯の少ない住宅地でも各戸が門灯を灯せば防犯効果になるからだ。この商品がそんな光の一つになり、小さな子供やお年寄りを守る安心の灯りになれば暗いニュースも減り、街も明るくなるのかもしれない。
【荒瀬 拓生】
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