高橋直子やイチローなどの有名スポーツ選手のシューズやスパイクの製作を手掛けていたグランドマイスターの三村仁司氏は昨年アシックスを定年退職し、アディダスと契約を結んでいる。この三村氏との関係で、来期イチローがアディダスのスパイクを履いて試合に出るのでは...と巷では囁かれている。
I鍼灸院(北九州市)の院長I氏によると、ソウルオリンピックで活躍したカール・ルイスが使用したスパイクをミズノが一般者向けに製造販売したところ飛ぶように売れた。だが、そのシューズを履いた若年層アスリートが足首やくるぶしを痛めて病院や鍼灸院に通うケースが増加したそうだ。
プロ使用モデルのスパイクは成長期の筋肉では対応しきれないらしい。
もし、来年イチローがアディダスを履き、これに乗じてアディダスがイチローモデルのスパイクを一般向けに販売するならば、また足を痛める若年層が多くなるのではなかろうか。「せめて、若者達に配慮し成長期の筋力を意識したモデルにしてほしい」とI氏は語る。ごもっともである。
【荒瀬 拓生】
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