9日、みんなの党本部(東京)へ推薦願を提出している福岡市長選の立候補予定者が3人いると報じた。しかし、そのうちのひとりが判明していない。
現時点ですでに推薦願を出したと表明している元予備校講師・飯野健二氏(49)と、すでに同党へ接触している元市教育長・植木とみ子(61)が、そのうちのふたりであることは推定できる。しかし、残るひとり、「ミスターX」が誰なのか...。
推薦願の提出について、真っ先に否定したのは元佐賀市長・木下敏之氏(50)の陣営だ。同氏は、さまざまな政策打ち出して選挙戦に臨む意向であり、政党の推薦にこだわる気配はない。そして、民主党の推薦を得た現職・吉田宏氏(53)と、共産党の推薦を得た西福岡・糸島民主商工会事務局長・有馬精一氏(59)。さらに、自民、公明、みらいの福岡市議会3会派を"支持"で留め、「市民派で臨みたい」と述べた元KBCアナウンサー・高島宗一郎氏(35)も、同党への推薦願を出すことは考えられない。高島氏と同じく、市民派を前面に打ち出す元福岡市議・荒木龍昇氏(58)も、みんなの党との接触はなく、推薦願を出した気配は感じられない。
つまり、現時点で立候補の意思を表明している7人のうち、ふたりしかみんなの党へ推薦願を出していないことになる。「ミスターX」とは、飯野氏と植木氏、届け出を否定している木下氏を除く4名のうちの誰か。あるいは『8人目の候補予定者』ということになる。
もし、8人目だとしたら、その「ミスターX」はみんなの党の推薦を得ることが出馬の前提条件だと考えている可能性が高い。
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