28日夜、福岡市博多区の日航ホテルで民主党福岡県連主催の政治資金パーティー「風音の夕べ」が開催された。参加者は主催者発表で1,800人。また、会場には福岡選出の国会議員をはじめ、県議会議員および各市町村の地方議員さらに来年4月の統一地方選挙で党公認・推薦で立候補する予定者、総勢90名が紹介された。
この日は、11月の福岡市長選挙で再選を目指す吉田宏氏や、来年2月に任期満了を迎える北九州市長の北橋健治氏も会場に訪れ、あいさつを行なった。吉田市長は「1期目で土台はできた、この土台をもとに2期目はぜひ福岡県のため、また福岡県や九州全体のために頑張っていく。1期目に心配をかけたぶん、2期目をしっかりやりたい」と決意を語った。一方の北橋市長は「着任3年半、アジアとエコをテーマに掲げて北九州は環境モデル都市となった。議会に提出した議案も全て承認された」と市政運営の実績をアピールした。
また、同会のあいさつを民主党静岡衆議院議員で党選挙対策委員長の渡辺周氏が行ない、渡辺氏は地方議員を2,000名にすることを目標に掲げ、新人の擁立に力を入れて、政権与党として攻めの姿勢を見せるとした。また、7月参議院選挙に伴い地域主権関連法案が継続審議になったことに触れ「今度の臨時国会のなかで法案を通し、地方分権を実現する第一歩にする。その中心となる担い手は地元の市長や議会の議員だ」と述べた。
【中山 俊輔】
※記事へのご意見はこちら