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自立する地域社会

竹原派市民が語る市長像(下)~阿久根市現地レポート(2)
自立する地域社会
2010年9月 1日 08:00

 松元氏の息子である薫久(しげひさ)氏は、阿久根市の市議会議員を務めながら、同時に「ハモニカン」を経営している。薫久氏は、竹原氏と同じ道を辿った人物でもある。竹原氏は、選挙の際に「有権者へ『お願いします』とは言わなかった」が、松元氏によると、薫久氏もまた、「お願いします」とは言わなかったという。
 選挙の結果、薫久氏は2位で当選し、市議会議員になった。松元氏は、これが選挙だと実感する。「『お願いします』と言って回ることが選挙ではない。投票する人が、自分たちの将来について考えることが選挙だ」(松元氏)。

竹原派市民の懇親会の様子 薫久氏が当選した2009年3月の市議会議員選挙では、当選した16名のうち、上位5名が全て市長賛成派であった。合計の得票数は、賛成派が5,304票、反対派が7,754票である(当時)。大差ではあるが、圧倒的に反対派が多いというわけでもない。その後、賛成派の1名(得票数929票)が反対派に転じたものの、残りの4名は変わらず賛成派を貫いている。メディアでは「独裁者」として採り上げられることもある竹原氏だが、賛成派の議員が存在することも忘れてはならない。

 リコール(解職請求)に伴い、有権者の3分の1を超える票が集まったとされることについては「意外だった」とする松元氏。今後は、住民投票が行なわれるまで、「署名をしていても、解職請求をしなければならない、というわけではない」ということを人々に訴えていくという。

 同氏は、涙ながらに語る。「今、竹原氏長が失職したら、今まで積み上げてきたものが何にもならない。住民の一人ひとりに、市のことを考えるという意識を広めていくことが大切だ」。

(了)

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