29日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で、11月14日投開票の福岡市長選に立候補を予定している元福岡市教育長・植木とみこ氏(61)の政治資金パーティーが開かれた。
そのなかで植木氏は決意表明を行ない、「役所突破」「世界突破」「既成突破」という3つのキーワードの下に「9つのお約束をする」として、選挙公約を発表した。公約の中身については以下の通り。
まず、福岡市の行政組織の改革(役所突破)として3つ。
(1)市長など特別職給与の50%カットおよび市職員の定数2割削減。(2)民間からの人材抜擢をし、行政組織の若返りを図る。(3)県や国の境界を超えた連携と人事の交流で世界に発言力のある福岡市を目指す。
次に国際都市・福岡を目指す経済政策(世界突破)として3つ。
(4)福岡市を日本一起業しやすい街へ。(5)福岡市の観光資源を整備し、2015年までに国内外から福岡市への訪問客数・滞在日数を2倍にし、観光を2兆円産業にする。(6)アジア経済特区を具現化する。
最後に、アイランドシティ事業や市営地下鉄の運用法などにおける改善策(既成突破)として3つ。
(7)子ども病院は唐人町の現病院を残し、アイランドシティに医療特区を申請、高度医療を提供する病院を新設する。(8)臨港地区の規制を外し、民間主導のまちづくりを進める。(9)市営地下鉄運営の民間委託など、既存の民間企業と共に交通体系の見直しを図る。
以上の選挙公約を述べた後、植木氏は「私は役所の壁は内破っても、約束は破らない」との決意を述べた。
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