2012年度よりリサイクル率未達に対する罰則が強化される「食品リサイクル法」に備え、ヒルトン福岡シーホーク(福岡市中央区)では、「食品残さ飼料化プラント」を導入する。
同プラントは、パーキテック(株)(広島市、吉田 哲夫社長)が開発したもので、ホテルで日々排出される調理残さを乾燥・粉体化して飼料へと変換するもの。これによって、食品リサイクル法においてホテルなど外食産業に課せられたリサイクル実施率40%を超えた、リサイクル実施率100%を実現することが可能になる。
同プラントにより製造された飼料は、日本環境整備推進事業団(博多区、押川 吉男理事長)が引き取り、(株)リソースガイア(福岡県糸島市、多田 武雄社長)によって精製された後、B飼料(養豚用飼料)として流通される。
ホテル残さ由来の飼料は高タンパクが特色で、佐賀県畜産試験場での長期にわたる給餌テストの結果、肉質の向上とコスト削減に著効であることが確認されている。
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