25日、名古屋市長・河村たかし氏の支援団体「ネットワーク河村市長」が行なう名古屋市議会へのリコール(解散要求)に民主党の国会議員数名が応援に駆けつけた。
14時30分過ぎ、愛知県名古屋市千種区・金山総合駅北口の署名受付窓口に現れた民主党国会議員は、松木謙公農林水産大臣政務官、三宅雪子衆院議員、米長晴信参院議員の3名。それぞれにマイクを握り、署名への協力を呼びかけた。
小沢一郎元幹事長の懐刀とも言われる松木氏は、「減税をしたら公務員の工夫が生まれ、行政サービスは向上する」との河村市長の自説に賛同。さらに、河村氏と距離をおく民主党のことをふまえ、「政府高官になったが、こんなことをやったら月曜(27日)にクビになるかもしれない。しかし、そんなことはどうでもいい」としたうえで、河村市長を応援する理由を自ら率先して市長給与削減を行なう政治姿勢にあると述べた。
一方、河村市長が公約に掲げる議員報酬削減については、「2割程度にしておいたほうが良かったのかな」との見方を示したうえで、「後戻りはできない、ルビコン川は渡った。河村市長の言うことを信じて欲しい」と集まった市民へ訴えた。
この時集まった3人は小沢グループの民主党議員。松木議員の「政務官をクビになってもいい」という言葉には、河村市長との絆の強さとともに代表選後の党人事に対する本音がうかがえた。