30日、山下医科器械(株)（本社：福岡市中央区、山下 尚登社長）は、11年５月期 第１四半期 決算（連結）を発表した。
　第１四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比0.9％増の89億3,600万円、経常損失は１億2,700万円（前年同四半期は200万円の経常利益）、四半期純損失は8,900万円（前年同四半期は400万円の四半期純利益）となった。

　医療機器販売業については、一般機器分野において主として官公立病院向け医療機器備品や理化学備品の売上減少などにより14億1,700万円となった。
　一般消耗品分野では、SPD契約施設の増加による医療機器消耗品の売上増やSPD管理料の増加などにより46億9,300万円となった。
　低侵襲治療分野では、内視鏡など処置用医療材料（IVE・IVR）の売上は堅調だったものの、内視鏡備品やサージカル備品の売上減少などにより19億6,400万円となった。
　メディカルサービス分野では、新規開業に伴う売上は増加したものの、設備工事の大型案件の減少や放射線機器の売上減少などにより５億5,400万円となった。
　医療情報分野では、電子レセプト義務化に伴う需要の一巡や施設整備助成金制度終了の影響などにより２億5,800万円となった。
　この結果、医療機器販売業の売上高は88億8,800万円、セグメント利益は1,800万円となった。

　医療モール事業については、主として賃料収入により売上高は1,100万円、セグメント損失は2,000万円となった。

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