9月27日、森下仁丹(株)(大阪市中央区、駒村 純一社長)は、中国におけるサラシア属の適用可能性の実証事業が農林水産省補助事業として採択されたと発表した。
サラシアはスリランカ、インド、タイなどに分布する植物。伝承的に糖尿病などの薬理作用が期待できるとされ、日本では主に健康食品原料として利用が広がっている。同社では、サラシア属植物について抗肥満剤製法や有効成分に関する特許を取得しており、未だサラシアを利用されていない中国での販売事業を目的に新資源食品の認可を目指すという。
今回の中国への事業展開が農水省の補助事業となった同社は、「中国での健康志向が高まるなか、中長期的な業績の貢献が期待できる。迅速に事業化を進めていきたい」としている。
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