10月1日に破産手続開始決定を受けた馬場善。負債総額28億4,013万円のうち金融債務が約19億円を占めているとはいえ、破綻の影響は決して小さくない。また、債権者名簿には全国各地の業者が名を連ねており、同社の活動範囲の広さが改めて浮き彫りとなった。
申請書類上の馬場社長の陳述によれば、同社倒産の主たる原因は、工事の遅れによって請負代金の入金が予想以上にずれ込み、資金繰りが破綻したことにあるとされる。資金繰りに窮した根本原因は様々あろうが、決算書類等を精査する限り、一部で噂されていた大掛かりな粉飾決算などは無かった。
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