「工場の集約化はごもっともな話だが、これほどまで生コン需要の激減。福岡地区はm3あたり1,000円ダウンするであろう。集約化より今のうちに廃業した方が良い企業が、存在するのではないか!」と語る業界消息通。(続きを読む)
他県や他地方の業界関係者に取材したところ、異口同音に「福岡地区において、業界再編のスピードは遅いね。各企業福岡市内全域と周辺にまたがっているので意志統一するのが、やや難しい事情は理解出来る。しかし、価格を下げることで組合員に対してある種危機感を感じさせることで、"組合"というぬるま湯体質から脱却させることが狙いであろう」と語る。
「今回の価格ダウンで、のんびりムードは無くなるであろう。意固地になって生コン製造の経営を続けるより、潔く市場から去って廃業することも経営者としての勤めではないだろうか。自社のことより、大きな視野で見て、地域の業界の今後を優先させるべきではないか。同業者同士で、パイの食い合いをしている場合ではない。生コン業界から完全撤退という意思表示する企業が出てきたら、福岡地区の生コン業界再編がスタートするのではないか」と前出の消息通が語る。
待ったなしの福岡地区生コン業界。今後の各組合員の動向に注目したい。
【河原 清明】
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