14日、安川情報システム(株)(本社:北九州市八幡西区、清水 喜文社長)は11年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。
当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比6.9%減の58億4,800万円、経常損失は4億6,900万円、四半期純損失は3億8,500万円となった。
一進一退の景気動向の中で依然としてIT需要が低調に推移しており、大口開発案件が一巡し規模が縮小したビジネス・ソリューション事業を他の案件で補うことができなかったとしている。
ビジネス・ソリューション事業の売上高は前年同期比17.4%減の24億3,800万円となった。
移動体通信事業者向けシステム構築の開発案件が一巡し、受注規模が縮小した影響に加え、製造業向けビジネスソリューションも企業の情報関連投資抑制の長期化により低調だった。
組込制御ソリューション事業の売上高は前年同期比4.9%増の15億5,400万円となった。
設備投資は下げ止まりつつあるものの回復は鈍く、メカトロ分野や半導体製造装置向けの制御ソフト、生産ライン向けのFAシステムが低調に推移した。
また駅務機器向けについては依然として厳しい状況にあるものの、前年度に新規受注した蓄電池の遠隔監視システムや医療機器向け組込ソフトの売上もあり、増収となった。
医療・公益ソリューション事業の売上高は前年同期比6.3%増の7億1,500万円となった。
医療機関向けソリューションサービスは低調に推移したものの、自治体向け情報通信基盤構築が堅調だったとしている。
プロダクト事業の売上高は前年同期比3.0%減の11億4,000万円となった。
情報通信機器分野では情報端末機器などの需要が堅調に推移したものの、インターネット・セキュリティ関連製品は前年度に比べ需要が大幅に減少した。
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