最近、重曹を使ってキッチンやお風呂はもちろん、さまざまな家庭の汚れを落とすというのをTV、雑誌でよく目にするようになった。その重曹を用いて業務レベルでの洗浄や清掃の重曹ブラスト作業を手掛けるのが「旭ヶ丘産業」(北九州八幡西区 代表:永島田 英樹)である。
重曹ブラストの歴史はアメリカ建国200周年に自由の女神を洗浄したことから始まったとされ、以降、注目を浴びている素材である。同社が用いる「エコブラスト」の特長は重曹100%で素材を痛めにくく、そのまま水に流せるので、環境にやさしいといった点と蓄積されたしつこい汚れはもとより、高圧洗浄機レベルでも落ちない汚れさえも簡単に落としてしまうところだ。洗浄の対象は加工品の金属、非金属から自然の石や木にいたるまで多岐にわたり、なおかつ素材を殆ど傷めることなく汚れのみを落とすのだ。
九州地区では、この専用の機械を所有し、施工を行なう業者は他になく、全国的にも重曹ブラスト専門はめずらしいとのこと。工場内や屋外の汚れをはじめ、しつこい落書きを落としたり、蓄積された石塔等の汚れを落したりして実績を積み上げている。「私が今まで見てきた汚れでエコブラストでは落とせないだろうなと思ったモノは殆どありません」と永島田氏はコメントする。施工を発注した人は「魔法のようだね!洗浄した部分だけ20年前に戻ったよ!」と言ったそうだ。
この施工は業務的なニーズはもちろん、街や環境の美化にも積極的に取り組める工法だと言える。永島田氏も「九州のみならずお呼びがかかれば全国どこでも飛んでいき、綺麗になる喜びと感動をともに感じたい」と精力的だ。同社のHP中にも"エコブラスト作業風景"という動画が準備されている。落書きされた石垣がみるみる綺麗になっていくさまが見ることができる。興味のある方はぜひ見て頂きたい(http://ags-kk.jp/)。
エコタウン北九州から広まりつつある、同社の環境にやさしい「エコブラスト」を使った洗浄。不況低迷な中、元気な企業に出会えた。「エコブラスト」の今後の活躍で街が綺麗になる事を期待したい。
【荒瀬 拓生】
<問い合わせ先>
旭ヶ丘産業 株式会社
北九州市八幡西区真名子1-11-8
TEL:093-618-2583(代表)
http://ags-kk.jp/
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