18日、福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズへの進出をかけて臨むクライマックスシリーズ(以下、CS)、ソフトバンクは2対5でロッテに破れた。CSの決着が最終戦へと持ち越された一方で、中洲・那珂川にかかる福博であい橋でも戦いが繰り広げられていた。
ホークスがリーグ優勝の栄冠を手にした7年前、であい橋から400人近くのファンが川へ飛び込み、けが人も出た。橋の場所は那珂川の河口。潮の満引きによって水深が変わる。警告とともに貼り出されていた紙には、18日の博多湾は、満潮時間19時31分で潮位161cm、干潮が翌1時15分で潮位80cmと書かれていた。欄干から水面までは8mほど。試合が終了する時間帯は、潮が引き続けている頃合であり、橋から飛び込むのはかなり危険。時期的に水温が低く、下手をすれば生命の危険すらある。
そのため、ファンによる飛び込みを未然に防ぐため、出会い橋周辺では厳戒体制がとられていた。欄干に近づけぬようバリケードが設けられ、警察官が3mおきに立つというものものしさ。さらには、消防のレスキュー隊も付近で待機。まさに鉄壁の布陣だ。飛び込まなくとも、ただ橋上を走っただけでつかまりそうな雰囲気だった。
ホークスが破れたことで19日の最終戦へ。飛び込み防止の戦いの終焉も持ち越しとなった。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら