10月19日、有働建設(株)は福岡地裁に民事再生法適用の申請を行った。
同社は、1987年4月設立の土木工事業者である。土木工事の中でも特に推進工事を得意とし、大手ゼネコン・地場ゼネコンを問わず広く販路を開拓。土木業界では福岡地区中堅の業者として広く認知されており、2000年3月期には10億3,810万円の売上高を計上していた。
しかし、従来から他人資本に頼った運営であったことが不安視されており、度重なる不良債権の発生が資金繰りの悪化に拍車を掛けていた。
かつて同社と取引のあったというゼネコン担当者は「キチンとした仕事をする会社というイメージがある」と語る。
昨年から今年にかけて推進工事業者の破綻が相次いでおり、与信管理の徹底が望まれると共に、同社の再起の行方にも注目が集まる。
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有働建設(株)(福岡)/土木工事
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