31日の告示を目前に、8人の立候補予定者の動きも一層あわただしくなってきた。そのようななかで、とにかく低コストの選挙戦術を展開しているのが、元予備校講師・飯野健二氏(49)。今、彼の独特な辻立ちスタイルが話題を呼んでいる。
14日早朝、飯野氏は中央区赤坂の交差点で辻立ちを行なっていた。紙で作ったボードを首から下げ、そこには「福岡維新の会で検索して下さい」とのメッセージ。そして、手にしているのは、「こども病院移転反対」と書かれたのぼりである。
そののぼりを飯野氏は顔の前で車道へ向かっていっぱいに拡げていた。天神方面へ向かう、自家用車、バスに見せつけていたのだ。そして時折、のぼりの左右から顔を出し、反応をうかがっていた。この間、飯野氏はひと言も発しない。さらには付近を通る通行人に対して見向きもせず、あいさつすらしていなかった。
効果のほどはともかく他陣営に比べ、のぼり1本、手作りボードという資材の面で低コストなのは確か。「金をかけない選挙」を地で行く飯野氏が今後、どのような選挙活動を行なうか注目である。ただ、通行人にはあいさつをしたほうがいいと思うのだが...。
なお、「福岡維新の会」とは飯野氏が今年4月に結成した政治団体。橋下大阪府知事の「大阪維新の会」とは関係がない。
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