21日、告示(31日)まで約1週間となった福岡市長選の選挙ポスター掲示場が、設置され始めた。市選挙管理委員会によると、市内に設置される掲示場の数は1,810カ所。有権者数約114万人の政令指定都市・福岡の選挙規模はとてつもない。
市内に点在する掲示場すべてにポスターを貼ることは、決して楽な作業ではない。7月に行なわれた参議院議員選挙において、ボランティアで応援する候補者のポスター貼りを手伝った男性は、「初めての経験。住んでいる南区を任されたが、自宅の近所以外で掲示場がどこにあるのかも分からない。地図とにらめっこしながら、夜遅くまで何百枚というポスターを貼った」と、苦労話を語った。
31日の告示日は、立候補の届出受付が午前8時30分開始。午前10時くらいに届出順位が決まる。ポスター貼りは順位が確定してから。
立候補予定者の陣営のなかには、急きょポスター貼りのボランティアをネット上で募集しているところも...。とても少人数で終える仕事ではない。目立たないところで、立候補者を支える縁の下の力持ちたちの戦いが繰り広げられるのである。
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