25日、三菱マテリアル(株)(本社:東京都千代田区、矢尾 宏社長)は九州工場(京都郡苅田町、セメント製造)において、4月1日に施行された改正土壌汚染対策法(以下「改正土対法」)に基づく汚染土壌処理業の許可を、福岡県から第1号として取得したと発表した。
九州工場での汚染土壌処理業の許可取得はセメント製造施設としては全国で2番目で、西日本としては初の取得となる。セメント工場でのリサイクルの特長は、1,450度という超高温での焼成プロセスを経るため、通常は処理が困難な廃棄物も原料や熱エネルギー代替として大量に活用でき、重金属などで汚染された土壌も原料の代替として安心・確実に処分可能な点にあるとしている。
今回許可を取得した九州工場は、日本最大のセメント工場として5基のセメント焼成炉(ロータリー・キルン)を擁し、最終処分を必要としない大規模なリサイクル施設として1989年以降21年間にわたり、多種・大量の廃棄物を安定的に処理している。 今回の許可取得により、規制対象区域の汚染土壌の大量処理も可能になるとしている。
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