26日、九州電力(株)(本社:福岡市中央区、眞部 利應社長)は台湾の現地持株会社である九電新桃投資股份有限公司(英語名:Kyuden Hsin Tao Power Holdings)を通じ、新桃電力股份有限公司(英語名:Hsin Tao Power Corporation)の発行済株式の一部(33.2%)取得に関する株式購入契約を同日、丸紅(株)(本社:東京都千代田、朝田 照男社長)との間で締結したと発表した。
新桃電力股份有限公司は台湾北部の新竹県にあり、1995年に台湾電力が実施した第2次IPP入札により開発が進められた出力60万kWのLNG焚き複合火力発電所の事業会社。発電所は2002年3月に運開し、発電した電気の全量を公営の台湾電力公司に売電している。
今回の株式取得は台湾における九州電力初の案件でメキシコ、フィリピン、ベトナム、シンガポール、中国に次ぐ海外進出。台湾はIPP制度が整っており、電力需要も堅調に伸びていく見通しであることから、同社は「今回の件を足掛かりに台湾における新たな事業に積極的に取り組んでいく方針」としている。
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