お酒の問屋で九州の清酒・焼酎をベースにした手作りの蔵元の地酒等の取り扱いに力を入れているのが倉松酒販(株)(北九州市若松区 倉松 聡代表)である。
熊本で22年間ステンレスタンクに貯蔵されたまま忘れられていた麦焼酎の古酒をブランド化して発売。また昨年は40年熟成した35度の清酒をブランド化し、限定400本の販売を行ない話題を呼んだ。
北九州では個性ある酒店が多くあるが、問屋も例外ではなく、差別化は必須なのだという。
こだわりの蔵元とコラボし限定流通契約を結んだり、自社のオリジナルブランドのお酒を造ることなどは大きな差別化になるのだという。今まで造ったオリジナルブランドは10種類以上。現在も限定品の商品を企画中である。
また、倉松酒販は「日本名門酒会」の北九州支部として酒店の差別化、活性化の支援活動も行なっている。活動の中で毎年、全国の蔵元を集めて利き酒会を開いている。直近では10月24日にリーガロイヤルホテル小倉にて『日本の酒2010 in 北九州』を開催し、276名が来場した。
今年は月1回のペースで大きな会を開催してきたが、来年からは小さくてもいいので、さまざまな場所で会を企画し、お酒を媒体としたネットワークづくりの架け橋になりたいのだという。
専門性の高い業態確立を目指している今後の倉松酒販の活躍に期待したい。
【荒瀬 拓生】
<問い合わせ先>
倉松酒販(株)
北九州市若松区南二島2-2-47
TEL:093-701-3333
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