しかし、地元の地域資源であれば何でも良いという訳ではなく、具体的な地域資源については、各都道府県が策定する「基本構想」によって指定されている。たとえば福岡県であれば、博多人形や博多辛子めんたいこなどが指定を受けている。下記の関連リンクを参照。
「地域資源活用新事業展開支援事業費補助金」を受けるためには、地域産業資源活用事業計画書を作成し、国の認定を受ける必要がある。さらに、認定を受けると補助金をもらえるだけでなく、政府系金融機関による融資、信用保証の特例などの支援も受けることができる。九州では、2009年度に27件の計画が同認定を受けている。認定基準の主なポイントは、次の通りである。
(1)原則として創業10 年以内または新事業進出後10 年以内の中小企業。
(2)新技術、新製品などの研究開発や企業化の具体的計画を持っている中小企業。
(3)広く社会に貢献する技術開発、研究開発であること。
(4)新規性、市場性があること。
(5)原則として2年以内に企業化できること。(企業に必要な技術、経営力があること)
地場産品の製造・販売を事業としている中小企業は多いだろう。地域の活性化と自社の成長につながるようなビジネスアイデアがあればぜひ、チャレンジしてみてはいかがだろうか。
なお、助成金活用支援ナビ 福岡では、この他にも九州に特化した助成金情報を豊富に取扱っており、助成金申請から獲得出来たその後の事業推進まで継続的なサポートを行なっている。
(※ 07年6月29日に施行。中小企業地域資源活用促進法は、地域産業資源を活用して新商品・新サービスの開発・販売に取り組む中小企業に対して、税制・金融面をはじめ、総合的な支援を行ない地域経済の活性化を図ることを目的としている。)
▼関連リンク
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