(株)井筒屋の2011年2月期第2四半期(8月中間)連結決算は、売上高が当初予想を約10億円上回る約440億1,400万円(前年同期期比9.1%減)になった。
また、今春実施した約240人の希望退職で人件費が大幅に減り、営業、経常利益は黒字転換した。
減収幅が縮小したことで、黒字幅は予想を上回った。
同社は今年4月に「井筒屋グループ中期3ヵ年計画」を策定、本店では新世代ミセスをターゲットに、カジュアルファッション「アンソレイユ」をオープンさせ、紳士服においては、九州各百貨店と共同企画によるオリジナル商材の開発を行なった。また、コレット井筒屋においては、新たな顧客層の開拓と集客力の向上を目的に、ヤングをターゲットにした話題性、集客力のあるテナントを積極的に誘致し、本店との商品の差別化した。
グループ全体では顧客基盤の強化をはかるため、ウィズカードの会員獲得を強力に推進するとともに、分割払いにもポイントを付与する新しいサービスを展開するなどしたことで、当初の予想よりも上積みとなったようだ。
なお、通期予想は、売上高は前期比9.5%減の約875億円となるものの、営業利益は約26億円から約28億5,000万円(前期比293.6%増)、経常利益は約19億5,000万円から22億円(694.2%増)、当期純利益は約14億5,000万円から約17億5,000万円(前期は33億800万円の赤字)にそれぞれ上方修正している...(⇒つづきはメルマガで)
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