10月30日、福岡市博多区内のホテルで、学生主催による福岡市長選に伴う公開討論会が実施された。会場の参加者は福岡市内の大学生や若者が大半を占め、現在、同選挙に立候補しているパネリストに就職・結婚・老後に関する悩みや疑問、質問をぶつけた。
同討論会に参加した立候補者は5人。届出順に、西福岡・糸島民主商工会事務局長の有馬精一氏(59)=共産党推薦、元佐賀市長・木下敏之氏(50)、前福岡市教育長・植木とみ子氏(61)、元人材育成会社講師・内海昭徳氏(32)塾講師・飯野健二氏(49)。
元民放アナウンサー・高島宗一郎氏(36)、現職・吉田宏氏(54)=民主・国民新推薦、社民支持、元福岡市議・荒木龍昇氏(58)は、スケジュールの都合上、不参加。参加した有馬氏、植木氏も途中で退席。飯野氏も遅れて参加するといった告示前日ならではの忙しさのなかでの討論会となった。なお、吉田氏は討論会開始直前に会場となったホテル周辺を街宣車で移動する姿が目撃(写真参照)されている。
討論会は、各立候補者が自己紹介や政策を10分程度で述べた後(植木氏と有馬氏はここで退席)、会場の聴講者からの質問を受け付けた。「今の若者に求めるものは何ですか」との問いに、飯野氏「自信と愛国心」、内海氏「挑戦心」、木下氏「大きな成功に応じた努力」と述べるなど、さまざまな質疑応答で会場は盛り上がった。
主催者は、若年世代における政治関心を高め、投票率を高めたいとしており、立候補者と顔を合わせて質問できたことで「それぞれの考え方の違いがよくわかった」という声もあがっていた。
【山下 康太】
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