春日市に本拠を置く菓子舗「富貴」。屋号でも用いられる銘菓「お茶々万十」はほうじ茶の皮としっとりとした食感の人気商品だ。お茶会などで使用され贈答品としても人気が高い。
現在は、福岡天神・大丸ほか高宮、薬院、そして大野城市南が丘に店舗を構える。現会長の松本美智也氏が京都・東京などで修業を積み、1967年に創業。以来「お茶々万十」を筆頭に季節の和菓子が筑紫路の顧客に愛されてきた。
2代目となる松本弘樹氏は、2000年に代表に就任。「夢ある和菓子創り」をモットーに商品開発に取り組む一方で、業界の若手と連携してマーケットの創造にも取り組んできた。「オリジナル商品を自ら作り商品名や価格を決定することができる。これほどやりがいのある仕事はありません」として更なる計画を推進中だ。これまで独創的な取り組みを行なってきた弘樹氏が「来年にはスタートしたい」とする試みとはいかなるものか注目される。
※記事へのご意見はこちら