（株）とうばた
支援元との関係悪化
（株）リファレンス
業績急落、重い有利子負債
■総合印刷（福岡）／（有）サン工業
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約6,000万円
代 表 ： 森 雅和
所在地 ： 福岡市博多区比恵町17-28
設 立 ： 1976年１月
資本金 ： 300万円
年 商 ： （09/９）約8,000万円
10月20日付で同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は安原伸人弁護士（安原・松村法律事務所、福岡市中央区大名2-8-18、電話：092-713-4762）。負債総額は約6,000万円が見込まれる。
■鋼構造物工事（福岡）／（有）鞍手鉄工
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 6,628万円
代 表 ： 菊田 徹也
所在地 ： 福岡県鞍手町中山2220-3
設 立 ： 1994年４月
資本金 ： 300万円
年 商 ： （09/８）約１億円
2010年８月に事業を停止していた同社は、破産手続申請の準備に入っていることが判明した。担当は吉村拓弁護士（吉村拓法律事務所、福岡県直方市新町3-3-42、電話：0949-25-0411）。負債総額は6,628万円が見込まれる。
■建築工事（佐賀）／（株）谷丸工務店
【続報】 債権者判明 負債総額 約２億8,200万円
代 表 ： 谷丸 義昭
所在地 ：佐賀県唐津市神田1545
設 立 ： 1989年５月
資本金 ： 1,000万円
年 商 ： （09/５）２億1,886万円
弊誌８月23日号「モルグ」にて既報の同社は、９月９日に佐賀地裁唐津支部より破産手続開始決定を受けていたことが判明した。申請代理人は稲津高大弁護士（稲津高大法律事務所、佐賀県唐津市千代田町2109-80、電話：0955-73-2748）。破産管財人は松尾紀男弁護士（松尾法律事務所、佐賀県唐津市北城内7-5-3、電話：0955-74-5051）。負債総額は約２億8,200万円が見込まれる。
■スーパーマーケット（熊本）／（有）カマ
採算割れ 決済不調 負債総額 約１億円
代 表 ： 釜 修平
所在地 ：熊本県水俣市百間町2-3-30
設 立 ： 1991年10月
資本金 ： 300万円
年 商 ： （09/９）約２億7,000万円
10月８日、同社は再度の決済不調に陥った。なお、同社が運営する食品スーパーの店頭には、４日付で閉店する旨の張り紙が出されており、事業を停止している状況にある。負債総額は約１億円が見込まれる。
■特集・建設業者の攻め際引き際
他社に先駆け 秀逸なビジネスモデルを構築
上村建設（株）
上村建設（株）は長年にわたって福岡地区のトップに君臨するゼネコンである。実質、無借金の財務内容と、建設不況でも200億円の売上規模を維持していることは、特筆すべきところである。
代 表：上村 秀敏
所在地：福岡市博多区住吉4-3-2
設 立：1959年２月
資本金：１億2,015万円
年 商：（09/10）216億7,502万円
■特集・建設業者の攻め際引き際
精緻なマネジメントと人材重視の経営戦略
（株）北洋建設
（株）北洋建設の歴史は古い。同社のルーツは脇山家が唐津藩代々の宮大工を務めたことにある。1923年に脇山章治会長の曾祖父・増太郎氏がその子息である松治氏とともに、北九州で脇山建設工業を創業。
代 表：脇山 章治
所在地：福岡市南区向野2-1-21
（登記上）：福岡市南区塩原4-11-23
設 立：1952年３月
資本金：１億5,000万円
年 商：（09/10）115億6,986万円
■特集・建設業者の攻め際引き際
バランス戦略の要は 巧みなリスクコントロール
照栄建設（株）
長きにわたり、地場トップクラスのゼネコンとして活躍を続ける照栄建設（株）。毎期安定した業績を維持する秘訣は、売上にこだわらない利益重視の姿勢と、長期的な計画に基づいた類まれなバランス感覚にある。
代 表：中村 悦治
所在地：福岡市南区向新町2-5-16
設 立：1972年６月
資本金：7,000万円
年 商：（10/5）79億8,852万円
■特集・建設業者の攻め際引き際
廃業を決意した地場密着工務店 激動時代を生き抜いてきた"運"
（株）荒津工務店
同窓会の宴会の席で、いつも同級生から「おーい！！荒津よ、お前は一体、いつまで働くとや。残りの人生を楽しまなくてどうする。仕事しながら死ぬなんて馬鹿じゃないか。もの好きもほどほどにしろ」と言われ続けてきた。
所在地：福岡市城南区松山2-5-13
設 立：1977年３月
資本金：2,000万円
TEL：092-866-1281
○事業継承に一心不乱 賭けたが！！
○荒津氏の全人格が会社の存在を体現
○持って生まれた運あれど引き寄せる力が必要だ
○周囲は廃業もできない経営環境に転落した
○失意のなかで吉報が舞い込む
○世話になった人へのお返しは当然の義務だ
○清算人という重責
■特集・建設業者の攻め際引き際
波紋を呼んだ幕引き 西山建設「9・2」ドキュメント
西山建設（株）
今年９月２日、福岡地場の老舗ゼネコン・西山建設（株）は建設事業部門を休業することを決断した。実質的な廃業である。先行きを見通しての廃業--とくに建設業者によく見られる流れで、場合によっては高い評価を与えられるものだ。
代 表：西山 嘉浩
所在地：福岡市博多区御供所町9-6
設 立：1965年３月
資本金：3,000万円
○創業77年の老舗企業 近年の業績は悪化の一途
○冷酷な決断 親離れ子離れできず
○広がる波紋 社員への恩義はないのか
■企業クローズアップ
日本最先端のオゾン技術が認められ 「九州環境ビジネス大賞」受賞
サワテック（株）
オゾン処理の技術で名を馳せているサワテック（株）。同社は、長年の研究の成果と実績が認められ、九州地域環境・リサイクル産業交流プラザが取り行なっている審査で「九州環境ビジネス大賞」を受賞した。
代 表：澤田 善行
所在地：福岡市東区社領2-21-20
設 立：1994年７月
資本金：２億3,900万円
○自然の浄化作用を研究 「NACシステム」
○福岡の小さな企業発 世界を驚愕させた技術
○九州環境ビジネス大賞受賞 地球規模の問題解決へ
■企業アーカイブ
これから始まる 中小企業等金融円滑化法の後遺症
中小企業の関心が高いのが、「中小企業等金融円滑化法」（通称：モラトリアム法）である。来年３月末に期限を迎える。自見庄三郎郵政・金融担当相は10月13日の衆院予算委員会で、金融円滑化法について「今後の経済情勢や中小企業の資金繰りを総合的に勘案し、延長を視野に入れて検討したい」と述べ、延長に前向きな姿勢を示した。
○返済条件の見直し
○４～５兆円の隠れ不良債権
○不良債権の境界は改善計画の有無
○不良債権地雷が炸裂する
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